「大学生になったから原付乗りたい!」「行動範囲も増えるし、自転車よりも楽そう!」「でも、原付ってやっぱり危険?」
大学生になると、原付に乗ってみたいという気持ちが出てきますが、危ないのかどうか気になりますよね。
今回は原付の所持率から、年齢別の事故率、どのような事故が多いのか徹底調査しました。
実際に、どのような事故が多いのか理解しておくことで、リスクは大きく下げることができます!
ちなみに私は大学1年生の時からPCXと言う原付2種に乗ってました。また、Uberも大手ファミレスチェーンのデリバリーのアルバイトもしていたので、原付運転歴は6年ぐらいになります。もちろん今も無事故無違反です。実際に、事故・違反を起こさないように気を付けているポイントも併せて紹介します。
大学生の原付の所持率は?
大学生の原付の所持率は、調べてみましたが、出てきませんでした。
しかし20歳から24歳の間で原付の免許のみ保有している数は64,261名です。
ちなみに普通自動車の免許、保有者数は2,721,123人です。
そう考えると原付だけの免許を持っている人は少ないことがわかります。しかし原付は普通自動車の免許を持っていると原付も乗れるため、2つの免許保有者数を合わせた約2,785,384人(20~24歳)が、原付に乗れるということになります。
原付きの事故率は?
結論から述べると、原付の事故率はクルマと比べると高いです。具体的には原付の死亡率(保有台数分の死亡者数)は0.0025%となっております。一方で自動車の場合は0.0016%となっています。
このことからクルマの事故率と比較すると、死亡者は約1.6倍、重傷者が4.9倍、軽症者に関してはクルマより少なく0.7倍と言う結果が出ています。
一方で、死傷者数の割合を見ると、自動車が0.5%、原付が0.41%となっており、死傷者数の事故率に関しては原付の方が低くなってます。
重大な事故は原付の方が多いが、事故全般で見ると、クルマの方が事故率が高い
年齢別の、事故率は?
平成30年 | 負傷事故 | 死亡事故 |
1位 | 40歳代 | 65歳以上 |
2位 | 30歳代 | 40歳代 |
3位 | 50歳代 | 16~24歳 |
次に年齢別のバイク事故率を見てみます。年齢別のバイク事故率では負傷事故が40代、30代、50歳代の順番になっています。
また、死亡事故に関しては65歳以上、40歳代、16から24歳となっています。このことから負傷事故に関しては若者はそこまでバイクの事故が、多いというわけではありません。しかし、バイクの免許保有年齢層が年配の方に多いというのも事実ですので、一概に若者の事故が少ないとは言い切れません 。
どんな事故が多い?
二輪車の事故で1番多いのが出会い頭の事故です。4輪車の事故では、追突事故が1番多いのですが、二輪車では、出会い頭の事故となっています。
出会い頭事故の人的要因の8割が発見の遅れが原因となっています。つまり出会い頭では十分に注意することが、事故を防ぐことにつながります。また夜間では右折時の事故が多くなっています。これは右折するときに歩行者等が見えないことが考えられます。また4輪車から二輪車を見る時、実際よりも遠くに見えてしまうため、その際に事故が起きてしまうことも考えられます。スピードを出しすぎず、運転することが交通事故を防ぐのに1番有効です
事故を防ぐには
スピードを落とす(速度を守る)
事故を防ぐには、スピードの出しすぎに注意する必要があります。実際に警視庁によると、時速60キロでは停止距離が37メートルなのに対し、時速40キロでは停止距離は20メートルとなってます。
つまり時速20キロの差で停止距離が27メートル変わります。
急いでいても追越やすり抜けを辞める
急いでいても追い越しやすり抜けをやめましょう。最近よく左側から車の間をすり抜けていくバイクを見かけます。しかし危険ですので、絶対にやめましょう。万が一事故に遭った場合は、大きなダメージを負う結果となり、今後バイクに乗ることが難しくなります。
事故を起こさないためにも、急ぐことのないように、時間に余裕を持って行動しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?事故の現状については理解していただけましたでしょうか?実際、原付に乗ることはかなり移動手段が楽になるので、ものすごく便利です。しかし一歩間違うと大きな事故にもつながるため、必ず余裕を持った運転をすることが大切になります。
また、50ccと125ccの原付では、制限速度や二人乗りなどの違いもあります。50ccと125ccの比較については以下の記事をご覧ください。
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